ライブリポート

s.w.q.(-1)ライブ。
s.w.q.こと、The sine wave quartetは、The SINE WAVE ORCHESTRAから派生したグループで、S.W.O.と同様に一人サイン波一本を用いて演奏をする。今回はdaisuke_ishidaを除く3人でs.w.q.(-1)として演奏。
会場で、大体均等に3人分散してその空間ごと演奏することを狙った。サイン波同士の干渉は僕ら同士のコミュニケーションと重なり、その隙間からそのコミュニケーションそのものが差音として聞こえてくる。
20分と事前に演奏時間を決めたのだけれど、とうにその時間は過ぎていた。ちょうど、20分程で演奏を止めていた僕は不審に思いながらPowerBookを閉じる。音は止まない。誰かが揺れるサイン波を鳴らしている。
そのまま5分強。s.w.q.メンバーは演奏を全員止めている。かすかな干渉(コミュニケーションの残照?)が鳴ったまま、僕としては非常に心地よい時間が流れる。野口さんが出し抜けに「ありがとうございました」と言って演奏が終わる。
プロジェクタのファンの音はいつまでも鳴っていた。