autechre来日

よりも、僕としてはRussell Haswellの方が本命だったりするんですが(笑。

いやー、しかし、Russell Haswellかっこ良かったー。正直、autechreよりも僕はそっちがつぼでした。autechreよりも音楽に対して愛がある!と盛んに力説した朝4:00。
先日の刀根さんに対しての「音楽とは何ですか」発言とも絡んできますが、演奏している本人の目的意識とアウトプットとの整合性、正当性。醒めたサイケデリア。なのか、それは単純にダンスミュージックなのか。音は特殊であくまでもautechreな訳だけれども、それはCDで聞くのと実際どう違っているのか。

学生のころ、パンクとは何かを年次製作の場でしゃべったときに、僕は「暇から生まれる、快楽の追求」と言ったことがあった。LondonとNYで事情は違うとおもうんですが、とりあえずこれに関してはNYについてですね(当時、それは反論されてそれに対して僕はうまく返せなかったのですが、まだ、そう僕は思っています)。autechreは今日、聞く限りでは、そういう意味での快楽の追求というのとはちょっと違っていて、あくまでも旧来のダンスミュージックの亜種として聞ける気がするんですね。「文脈として」追った場合には、一つ突き抜けたところにそれがあるのかもしれないともおもうんですが、なんにせよ、僕自身が惹き付けられるという感覚がなかった。「音楽」としては非常に完成度が高く、良質のものであったのかもしれないけれど。そこがなんなのか、まだ明確ではないんですが、とりあえずかいてみちゃったりした朝6:30。Gantz grafがそこで、あの音塊のままそこに物質化されているようなものをそもそもautechreの「LIVE」に僕は期待していたんだろうな。

Russellに関しては、もう、直接的に体に響く快楽と、ポーズであっても充分に魅力的な無茶さ加減。
あれを聞きながら帰らなかった客と、非常灯を音に合わせて点滅させるスタッフの粋に乾杯。

もっと、自分の考えを明確にかけるようになりたい。