get back to music

展示準備で作品データの量が30Gを超え、現在外付けHDも合わせ空き容量が1Gをきる。
なんとか、展示自体には間に合ったけど、もうほとんどデータを追加できない状況なので、HDの整理を始める。
と、2002年に作ったサウンドファイルなんかが出てくる。改めて一オーディエンスとして聴いてみると結構面白くて、悪くないのでアップしてみました。
おそらくMax一発取り。しばらくSWOやら仕事が忙しかったりでまともに「音楽」やってなかったな、と実感する。当時の方がまじめに「音楽」してる。今やってることと照らし合わせてみると「音楽」的に言えば当時から進んでないような気がしてしまう。もちろん、単純に進む方向は一方向ではなくて、「音楽」から距離を置いていたのも単にラップトップを前において黙って画面とにらめっこするっていう形態が面白くないと思っていたり-「音楽」として聴ける音はすべて出きってしまった、僕がそこですることは何も無いという風に信じ込んでしまっていたり。そう、どうやっても聴いたことの無い音が出なかった。今思えばそこで求めてたのはやっぱり音ではなくて。もっと「音楽」という枠組み自体をどうにかできないかと思い始めてた時期だったのかな。で、SWOやプラカーにつながるようなイベントのオーガナイズに意識が向いていったわけで。
あと、Maxが面白くなくなったっていうのがあるか。ちょうど本格的にプログラミングなんかをしはじめたころでMaxに飽き足らずにSuperCollider入り。そっちはそっちでまたプログラミング言語、というよりオブジェクト指向言語の構造自体に興味が行ってしまって。
とか、当時は当時なりの、そして今につながる理由なんかがいろいろとあったりするんだけどね。


最近、プラカーで久しぶりに自分の演奏をする機会があって、やっぱりノイズは良いと思ったり、ヨーロッパに行って未だにIndustrial EBMなんかがはやっていたりする状況を見て実際にそれを聴いて、古いかもしれないけどでもこれって面白いじゃん、って思ったりしたりで、またちゃんと「音楽」しようという気になってきてる。なんてか、周りの状況 - どんな音楽が巷で評価されていてとか - がそんなに気になんなくなってわりかし素直に自分が楽しめるものをやろうという気になってるのかな。H中さんの影響も有るのだろうけど、ちょっと前 - 一年ちょっと前くらいか - からむさぼるように結構な種類(といっても誇れるほどでは全然ないんですが)の音楽を聴き倒してたというのもありで思ったより世界は広い、とか思う部分も有り。
それでも、今は今でラップトップとにらめっこする気はない。パフォーマティブである必要性。いや、でも改めて今考えてみるとラップトップだけでも面白いものは面白い。- ちょっとしたノスタルジーがそこには有りそうだけど。音楽ではないけれどラトビアでみたファーマーズの作品はソリッドで良かったなー。うーん、ようわからん。とりあえず、現場に復帰したい。そう、なによりもでかい音でノイズを鳴らしたい!!
思えば当時も波形エディタを黒く塗りつぶすのが好きだった。


そんなこんなでよかったら聴いてみてください。で、お気に召したら、だいぶ今はスタイルが違いますが、イベントとか呼んでください。今はもっとひどい感じになってます。こんなにソリッドじゃない。数年前の自分に負けてる! 精進しようと思った次第。
http://arch-project.com/anagma/music/lvl_1_trim.mp3


最後にあれやけど、ちょっと前にも同じような文章書いたような気がするな。