sync-終了 - DJセットリストとか次回のinfoとか
無事、なんとかsync-(http://sync00.web.fc2.com/)終了。
静原のオーガニックカフェ、milletは今回で三回目。北の方にあがっていったとこにあるカフェで、涼しいかと思いきや昼間はやはり激暑でうだる。それでも下界に比べればまだましで湿気がちょうど良くて日陰に逃げればなんとか。
今回はDJ、ダンスの音、映像と、一人勝手に3本だてでした。
DJは、僕は滅多にしない&昼の3時から一時間、っていうのでどんな風にしようかちょっと悩んだけれど、結局できるようにしかできない。わりかしライブのときと感覚は同じでライブでサイン波を重ねて行くように、ドローンをレイヤーで重ねて行ってそれぞれのレイヤー同士で干渉がおこるように埋めて行く。そこに音程感のあまり無いクリックなんかを重ねて行きつつ、アクセントに断片的なフィールドレコーディングの音源だったりテキストだったりDerek Baileyなんかの断片を挟む。で、肝心なのは、というか、いつもやめておこうと思いながらやっぱりかけてしまう、頭蓋骨の裏側でかすかになるハーシュノイズ。。。音を重ねて行く感じが本当にサイン波を重ねて行く感覚と近い。DJっていうと、「お客さんが聞きたいものをかける」というのが多分基本なんですけど、そういう意味ではDJっていうよりもライブに近いんだろうな。
僕の場合はラップトップでいつもやるのだけれど、AppleのDeveloper KitについてくるAU Labでサウンドファイルを5本くらい並列でならせるようにしておいて足したり引いたりしていく。AU Lab、簡潔で良いソフトなんだけどEffect周りとかもっと遊べると良いのになー。外部からコントロールできないのが厳しい。あと、DJ mixerをせっかく使ってるんだから、ちゃんとパラで出してIsolatorとか使いたい。クラブとかでもやりたいのだけれど、いつもモニターなしでやっていてBeat合わせたりしないので、そこがクリアできないとなー。素直にliveとか使ってみるかなー。
せっかくやったので、ちょっとセットリストとか覚えてる範囲であげてみます。曲目みての通り、正直、無茶できるイベントでしかできないと思うのですが、本人やる気あります。無茶できるイベントのときには是非お声をかけていただければ、と。いくらでも無茶します(笑。
- Oren Ambarch - Guitar Motor
- Basic Channel - Q Loop
- Muslimgauze - Opiate and Mullah
- Thomas Brinkmann - 0111
- Ulf Langheinrich - Degrees of Amnesia
- Derek Bailey, John Zorn and William Parker - Morning Harras
- Art Ensamble Chicago - Magg Zelma
- S.E.T.I. - Aurora
- Thomas Brinkmann - 0100
- Aki Onda - Eclipse
- CoH - Faster Than Sound
- The Doors - Wake Up
- Coil - Ascension
- Ulf Langheinrich - Invasible Treatment
- Aki Onda - One Day
- AOKI takamasa - Live at Sonar
- Suicide - Cheree
- AGF - talk
- Autechre - VI Scose Poise
- Keiichiro Shibuya - logistic white haze_invisible film and machine
- Keiichiro Shibuya - data logi/tm_vertical and diffusion
- The Byrds - 2-4-2 Fox Trot(The Lear Jet Song)
- Merzbow - Untitled Nude Pulse
- The Doors - Light My Fire
- anagma - Sp(Untitled.2)
最後はそのままダンスにつながって行くので、雰囲気作りに自分のサイン波のドローンを10分ほど。
ダンスの音は、以前、3年くらい前か、ボヴェ太郎と一緒にS.N.P.というプロジェクトつくった作品Sketch for A New Piece(http://tarobove.com/works.php?page=skech)の発展版、ということで当時お客さんに配ったグラスハープをちゃんと構成して出演者(美女3人!(笑))で生演奏。それにヌーボーロマンの小説の断片をフランス語、英語、日本語で録音したものを流す。
グラスハープは600Hzを中心にそこからの3/2倍音、1.5倍音、2倍音、それぞれの倍音からのまた倍音みたいのチューニング。核を作って、そこに干渉を起こすような音を混ぜて行く。作曲はRyoji Ikedaさんのop.形式、というか、あらかじめ録音しておいた音を時間軸にそってサウンドソフトで並べて行く。で、演奏はそのシーケンスをミュートして再生しながら、譜面のように画面を読む。ちゃんとなのかわからないけど、一応「作曲」して他人に弾いてもらうのは初めてかもしれない。周波数の選択なんかはやっぱり、これまでのライブの経験上、なんとなくなんとなくこの組み合わせ気持ちいいよねー、とかっていう感じで選んで行く訳だけど。グラスハープの倍音の干渉が耳元で聞こえ始めたらばっちり。我ながら良いです、これは。ちゃんとしたシアター作品にして発表したいところ。ちょっといいグラス、大量に買ってしまったし。。。
もぐらが一周するまでさんとは、以前に友人が出演したイベントで共演していたり、京都でプラカーやったりしたときにも参加してもらっていたり。段々と暑さがひく中であのミニマルなトランス感はよかった。
最後はPolar MことMuranaka Masumiさん(http://www.myspace.com/muranakamasumi)の曲に合わせてJitterでちょろちょろ。boidsのサンプルパッチを元に音に対する簡単なインタラクションを組んで、あとはライブでパラメータを調節したり新たにインタラクションを足したり。なかなか調子よくて、勢い来週火曜日、アンデパンダンでのrimaconaさん(http://rimacona-lab.com/)のオーガナイズするイベントCORSAGE-4でもっかいやってみることに。FREEのイベントなんで皆様、是非。midoriさん(http://midorihirano.com/)も出ますね!
CORSAGE-4
2008.07.29 tue at CAFE INDEPENDANTS(http://www.cafe-independants.com/)
charge: FREE
19:00 open / 19:30 start
- Live
- midori hirano
- Polar M
- rimacona
- DJ
- URUSHI
19:30 startの一発目ですんで、はじめっからのご来場、お願いします!