夜が昼

昼夜逆転であります。17:00に起きて朝ご飯。仕事したりメールして終電でmetro、朝まで踊って帰って一仕事。11:00に寝る。こういうライフスタイルはそれはそれでと考えれば、別に悪くないのですが、ご飯をいつ食べていいのか迷う、というのと眠る時に明るいので熟睡できてない感が強い。ので、荒れる。ちょっと徹夜、というか徹昼して逆転させる。

酔っぱらってハードミニマルな身体性

相変わらずのクラブ通い。sound-channelに田中フミヤさんのlong setを聞きに。
赤ワインのあまりのまずさに音がはまらず、そのためか客の声がどうにもうるさく。。。


そんなわけできっちりはまりきらなかったものの、それでもどういうわけだかミニマルをクラブで一晩聞く事は今個人的にすごく重要な事になっている。一週間、そのために仕事ができる、みたいな。
映像だったりプログラムだったりが主の作業。そこで失われていく身体性が、ミニマルなビートの中で別の形であるような感じ、とでも言えば良いのか。酩酊の中の曖昧な思考と妙に際立つ空間と身体との境界。考えた事をその瞬間に忘れてその忘却のラインがすごくグラフィカル。そういう感覚からなにかジェネラルな快楽が引き出せていける。ような気がした。

01/18 - Kyoto New Music New Year Meeting 2009

明後日ー。

Patchware on demand meets night cruising

Kyoto New Music New Year Meeting 2009

http://www.metro.ne.jp/con_sche_090112.html

  • 1.18 sun 7pm-
  • Act
    • NHK(raster-noton) / Kouhei Matsunaga (Mille Plateaux ,Important Records)
    • Toshio Munehiro / PsysEx+ekran / RUBYORLA(from Harp On Mouth Sextet)
    • Samurai Jazz Quintet / intext / polar M+shunsuke kato
    • KYOHEY / marihiko hara+no color / yoshihide nakajima
    • Who were God's parents / soundcomfort / TATSUYA

正直なとこ、盛り沢山過ぎです(笑。
今回はekran名義でPsysExさんの映像的な何かをやります。

前回のraster-notonの時の変形LEDディスプレイのアップグレード版+αでやる予定。
前回の時には京都芸術センターの制作室で作業をしていたのだけれど、今回はそこが使えず、高谷さんにご協力いただいたりしながらdumbtypeのスタジオにて作業、作業。
ベストな状態、というのが見えず、ひたすらトライアンドエラー。が、前回とりあえず産まれたての仔馬状態だったけれど動いた事は動いてどうにかこうにか実演まで行けたので問題になるポイントなんかは分かっていたのでその辺をつぶしつつ。それでもまあ、当日まで作業する事になるのだろうな。でも大分いい感じで進んでるのでは。当日、お楽しみに。

以前の記事で

映像、は、窓、ではなく、面。

と書いたのだけれど、それに対して友人がメールでコメントをくれた。了承とってないんですが、そうかー、なるほどー、と思えたので転載。ありがとうT君

映像って言ったとき、「スクリーンという窓枠の内側での物語」を競う感じが、確かにします。というわけで、その物語の伝えたいテーマを追求せざるを得なくなる。ところが、窓枠の設定は同時に、窓の内外を設定することだから、視聴取者の立っている世界とは断絶した世界を立ち上げることになってしまう(断絶をつなぐのが“意味”だ、という風に)。んで、モノによっては面白くない。。
面は、我々( = 視聴取者)と同じ世界、同じ論理的レベルに存在できる。窓を設置するための面、というふうに。その面 = 映像の存在は我々の存在そのものに干渉する。リアリティを考えたとき、そういうのに注目するのは大切だと思います。
作家さんがどのくらい、言語的に意識的なのか、そうあるべきなのかどうかは僕にはわかりませんが。

京都精華のワークショップでも取り上げたflight404やGlenn Marshallらの作品は確かにすごく良い、のだけれど、その一方で物足りなさも感じるわけです。「僕らの領域」に踏み込んでこない、というか。
考え直してみれば、僕は映像をやる前には舞台照明をやっていて(といっても高校生の頃だけれど)そこからストロボスコピックな映像(にはdumbtypeの作品なんかの影響が大きいわけですが)をつくりはじめたこと、そしてノイズにどうしても惹かれる部分っていうのは、映像がモニタの中に収まっていない状態、音楽がスピーカの向こう側に収まっていない状態を指向していたわけで。
そう、ノイズミュージックはスピーカの向こう側の音像なんかじゃなくてスピーカの悲鳴。クラブのビートも音楽ではなく時間の刻み。爆音、自分の許容できる以上の爆音を聞く事。うるささをこえた先の何か。ストロボライトを見つめ続けた先に見える何か。まぶたの裏側。
三つ子の魂百までとは良く言ったもので、未だに映像は光の構成、とか、映像は窓ではなく面とか言ってんだな、と。

その一方で、いつまでも抽象じゃつまらん、とも思ってんだよね。何か物語を指向する部分も最近は大きい。ゴダールメルツバウの間を抜けられるのか?

ドットの構成、映像は光の粒の構成。リバーブは嫌いだ。右と左のスピーカの間の音像、ではなくスピーカに張り付いたアクチャルな振動。

まとまらへん。感覚で理解する。メモ。

ALTZがDJをするフリーパーティがCLAPPERであったので、ニコチン抜けの相変わらずの不安定の中で遊びに。CLAPPERにはワインを置いていなかったのでジンの日にしてとりあえずジンを追求。音がしっくり来るワインより冷たい。炭酸がキツいのでジンライムで呑み続けるもののバーカウンターに数分置きに通うのが面倒になってダブルで注文したらほとんど粋のジンがでてきてビビる。が、結果としてベター。意識が混迷してくると妙に音が肌にクる。ジンは皮膚にクる、と自分宛にメール。明け方、フロア最後の独りになるものの音は止まらず皮膚の振動も収まらず。朝七時に逃げ出すも意識は混迷としたまま胃液まで久々に吐く。soldering idolことY嬢に電話して近所の漫喫を調べてもらって自分の文字がミミズになっていくのを楽しみながら会員証に名前、住所を記入。席になだれ込みそのまま気絶して気づけば昼過ぎ。そのまま動けず。口の中が胃液でにがくて。案外覚えてるなー。
動けるようになったところで18日のmetroの準備のために買い出し。デジットのプーリーなんかが並ぶメカトロコーナーの前で数時間頭の中で設計。いつも出たとこ勝負でしかモノが作れないのでちゃんとCADとか覚えたいところ。エレクトロニクスはトランジスタアレイの使い方を覚えたあたりから随分と分かるようになってきた、と言っても基本的なとこは分からなくてとりあえずパワーが必要な時はPNP型トランジスタアレイ、対応して吸い込みが必要な時はNPN型トランジスタアレイ、とかとかそんな感じで覚えてくんだけど、とりあえず動かせるようになってきたのでOK。むしろこういう現場系でノウハウを学んでった方がすぐに結果を確認しながら進められるんで行き止まり感が無くて良い。フルブリッジモータードライバICを試してみることにする。ロジックはwiringなりarduinoなりで組むので、あとはいかにアクチュエートするかが分かれば良い。だんだん電子回路もMaxみたいな感じで考えられるようになってきた。もう少し、もう少し。メカトロも同じ要領で行きたいところ。


ちょっと感覚が閉鎖的になってきてしまっているので外に向かわないと。まずいな。一方でまだまだソリッドさも足りてない。

プラズマ、という発光体

今週末、softpadライブがあります。

公開シンポジウム S/Nについて、語られなかったこと

http://johokan.kyoto-seika.ac.jp/index.php?event%2F35

  • 日時:2009年1月10日(土) 13:00〜
  • 会場:京都精華大学 黎明館 L-201
  • 参加申込:不要(入場無料)

予め種を明かしてしまうようで、心苦しい部分、無きにもあらずですが、今回は映像でプラズマディスプレイを使用する予定です。前の法然院の時に始めてちゃんと使ってみましたが、この粒の艶、輝き。
液晶モニタの可能性もあったのだけれども、この粒のアクチャリティ。ピクセルが燃えている。この映像の実在感の快楽にはじめてデジタルタブローの可能性を理解した気がする。


映像、は、窓、ではなく、面。

Log - 京都精華でGenerative Graphicsのワークショップ

ログです。
京都精華の映像コースの授業に呼んでいただいて、Generative Graphicsについてのワークショップ講師を務めてきました。あと、1/19にもう一回。クラス内の授業としてのワークショップですが、もぐり歓迎とのことなので、もし受けてみたいという方いましたら、僕まで連絡ください。


Generative Graphics - 生成的なグラフィック/映像について。
分かりやすい一つの目標として、flight404やGlenn MarshallなんかをVimeoで観てみることから始めて、最近のこの辺のトレンドとしてVisualization、ART+COMがやってるようなNeo-kinetic Artあたりについて、とか。とか。
それからそのルーツ的な部分として、フルクサスミニマリズムなんかのルール・ベースド・アート、Digital Art Museumあたりの最初期のころのコンピュータグラフィクスを紹介してみた。
この準備にあたって、溜まり続けるだけだったブラウザのBookmarkを整理。ffffoundで気に入ったページをほとんど後先考えずにとりあえずブックマーク、みたいな癖があってその整理に手間取るものの、Firefoxのadd-on Bookmark Previewsで作業は大分快調。このAdd-onでブックマークしたページのサムネールを作成できるのだけど、それで一覧でみてみると自分の好みの方向性が明らかになってなかなか面白い。特にffffoundのページなんかだとフォーマットも一緒なので一覧感高し。Bookmark Previews、ちょっと重いのだけどもオススメす。
https://addons.mozilla.org/ja/firefox/addon/6271


そんなのしながらいろいろと再発見。いわばGenerative系のクラシックス、前にDaito氏の手伝いでlaptop orchestra用に映像を作った時に参考として教えてもらってからいろいろと潜っていたあたりで。

Manfred Mohrの初期のアルゴリズム作品とかすごいです。ものすごくエレガント。

あとはBerlinのDigital Art MuseumのOnline Museum

こんなのがBerlinにあるなんてチェックしてなかった! 今度Berlinに行く機会があったら絶対行こうと思います。滲んだドットのパターン。モアレ。断片化した幾何学幾何学なんだけどエッジは全然シャープじゃなくて質感、テクスチャ。

このページとか良くまとまってる気がします。


こういうエレガンスについて、しばらく考えて行きたいな、と思ってるわけです。


と、学生向けのサンプルとしてProcessingで音に反応する簡単なビジュアライザを作り始めたら、なんか妙に楽しくなってしまって久々にコード書きながら完徹。MinimでMacBook Proのラインの入力を受けようとごちゃごちゃやってたんですが、うまく行かず。どうやってもマイクしか入ってこない。誰か、うまくいっている人居たら教えて下さい。とりあえずSoniaでやったのだけど、それでも片方のチャンネルしか音はいってこないし、JSyn入れなきゃいけなかったりでちょっと面倒。なんですよね。Windowsだとまたきっと全然違うんだろうなー。

クラブ初め。
ニコチンが抜けきってなくて、妙に身体が振動するのでどうしようもないなー、と思いながらハードミニマルのイベントが無いかと探すものの、年明け早々からごつごつのハードミニマルを聞きたいなんて人は少ないのかもしれない。昨年12月から開いたらしい新しい大阪のハコがテクノ専門らしくQ'heyさんがまわすのなら間違いないだろうな。ハードでソリッドな。
Redbullを一本空けてから、なんか、妙なハコ。妙に明るくて入るのに躊躇する。まだ場として浮いていて作業灯みたいなDJブースの照明にドン引きながらも赤ワインを空けていけば、スモークでぼんやりしてくればなんとかなっちゃうもの。年越し以来、酔っぱらい方が分かって来たのか分からないけども、半分宙に浮きながら。
しかし、妙に音がはまった一晩で、気づけば朝7:00。赤ワインのにおいの染み付く携帯電話には自分宛にメモ代わりに書いたメールが数件。ラリッてる時ってなんか、わかったような気がするじゃん? そんな感じでだらだらと後から読んでもよくわかんない文章がばらばらと入っていて。踊りながらもそれが分かってて絶対これ後から読み直しても絶対わかんないわかんないだってもう既に分かんねえもん、とかとか。ただこれだけはちゃんと覚えてなきゃいけない、全部忘れても良いからこれだけちゃんと覚えてなきゃいけないとかってずっと考えてたこともあってそれも実際のところ内容はほとんどなく。まあ、当然。
で、実際のとこ、わかったことなんていうのは分かったような気がしてただけだから別にどうでも良くて、大事なのは正月早々ハードミニマル聞きながらそのビートが妙にはまって泣き崩れることのできる人間なんてのは僕ぐらいだろうな。ふと自分のアウトサイダー的な部分に気づきぞっとする、戦慄する。一方でやっぱり酔っぱらうのは楽しい。今日の時間はウルトラCで気づいたら米原いっこ手前。

あー、カラオケ行きたい。